SPFとPAを理解 効果的な日焼止め対策を!
日焼け止め対策は必須課題ですが、
SPFやPAを十分に理解しないまま、数値の高いものをサラッとつけて安心していませんか?
そして、いつも必ずつけているのに、日焼けしている~ゥ💦
シミがまたできたー!と言って、嘆いていたりしていませんか!?
実は、SPFやPAを十分理解することなく、販売員さんに奨められたものを何となく使っている。という方がとても多いのです。
シワを増やしたくないシニア世代に、光老化を防ぐためにも、正しい日焼止め対策は欠かせませんね。
このページでは日焼け止め剤(サンカット剤)について分かりやすく書きますので、間違いのない、日焼け止め対策をする上での参考にしてくださると嬉しいです。
紫外線、波長別にUV-A/UV-Bに区分
UV-Aの波長は、320~400nm:紫外線A波と呼びます。
この波長の紫外線を防ぐための、日焼け止め指数として表されている記号がSPFです。
UV-Bの波長は、280~320nm:紫外線B波と呼びます。
この波長の紫外線を防ぐための、日焼け止め指数として表されている記号がPAです。
もう一つUV-Cもありますが、
UV-Cは、波長が短く290nm以下の紫外線なので、大気中のオゾン層に吸収されて、地表には届いていません。ここではUV-A ・UV-Bについてお話します。
日焼止め剤 SPF値/PA値の読み方と意味
日焼け止め、別名をサンスクリーンとも呼びます。
紫外線を防ぐ指標となるものが、SPFとPAという表示です。
❖ SPF10~50 (紫外線=UV-B波のこと)
紫外線UV-B波という短い波長に対する日焼け防止を表す数値で、SPF値として表示されます。
効果は、SPF(数字)10から50までの段階で表示される。上限は50まで。
例えば、SPF値30の日焼け止めクリームを塗れば、何も塗っていない時と比べて、30倍の効果が得られます。
ただ、この30倍という数字の意味が誤解されやすいのですが、
例えば、何も塗らず太陽を浴びると、20分で赤く炎症を起こす人の場合、SPF値30の日焼け止めを塗れば、炎症が起きる時間を30倍のばせるということです。
つまり、20×30=600分までのばせるということですね。
但し、あくまでメーカーの既定量を塗った場合のことです。
※以前は100なんていうのもありましたが、今は表示規定ができ50までと定められていますのでそれ以上はありません。
❖PA+〜++++ (紫外線=UV-BA波)
紫外線UV-A波という長い波長に対する、日焼け防止を表す数値で、PAとして表示されます。
効果は、PA(+〜++++)+の記号を1個から4個までの段階で表示されます。
+ = 1個なら、やや効果がある
++ = 2個なら、効果がある
+++ = 3個なら、非常に効果がある
++++ = 4個なら、かなり効果がある
という意味です。
+が、最低2つ以上あるもの、できれば3つくらいあるものがお奨めですね。
数値目安 生活紫外線:30/アウトドア:40
日々の生活紫外線なら、SPF値30/PA+++もあれば十分です。
アウトドア、海・山など高地へ出かけるなら、SPF値40~50/PA++++を選ぶといいでしょう。
むやみに、数値が高いものを選ぶ必要はありません。
正しい量を塗ってこその数値効果
通常、皮膚1㎝あたり2㎎と言われています。
日焼止め剤の形状にもよりますが、
目安として、乳液タイプで、100円~500円玉大
クリームタイプなら、パール粒2個分です。
これが効果を出せるというメーカー側の基本量です。
日焼止め剤、薄く塗れば効果半減!
薄く塗った場合、表示の50%以下の効果しか得られません。
日焼け止めで、紫外線をしっかり防ぎたいなら、規定量を塗ることが必要です。
汗をかいたら塗り直すことも大切なことです。
塗る量・塗り直しは非現実的!
しかしこの量については、書いている私自身もこの件に関して、守りかねています。
条件である500円玉の大きさ量、汗をかいたら塗り直すって、これ完璧にするのはむつかしいですよねー。仕事中なんてできないし、現実的でないですね。
今、コントロールカラー入りの日焼け止めが多いと思います。
500円玉の大きさの量を塗ると、肌はかなり白くなります。
肌質によってはべたつくこともあります。
提案:「日焼け止め期待値50%」+「着る効果50%」
そこで私の提案は、日焼止めに期待するのは50%で良いと思うのです。
残りの50%は、素肌を太陽にさらさないことでカバーします。
❖ 夏でも長袖を着る
❖ 襟元にはスカーフをふわ~っとかける
❖ 手には手袋をする
❖ 目には、サングラス
❖ 日傘を忘れずに
生地は、できるだけ紫外線遮断効果の高い黒っぽい色のものを使う
これで多少、汗をかいても塗る手間ヒマ考えたら、うんと楽!楽(*^▽^*)
年々紫外線が蓄積されていく60代の肌ですが、日焼け止めSPFとPAを正しく理解した上で、老化の大敵である紫外線から身を守りましょう。
日焼け止めを顔に塗る効果と着る効果で、無理なく上手く紫外線対策し、老化をできる限り防ぎましょう♬ 3年後、5年後のために♬
