疲れやすくなるのは、「歳のせい」ではなく筋肉の低下が原因!
下半身の筋肉をつけるメリット
最も大きな下半身の筋肉
下半身には、身体の中でも大きな筋肉が集中しています。
大きな筋肉を動かす方が、エネルギー消費も、効率よく脂肪燃焼できます。
下半身の筋肉を先に高める方が、冷えの改善にも効率がよいのです。
下半身は第二の心臓
特に太ももは、‟第二の心臓〟といわれています。
脚がむくんだり、疲れたりするのも、
下半身の筋肉を増やして、血液の流れをよくすることで改善できるのです。
何故なら、心臓から送りだされた血液は、末端まで運ばれていくのですが、
心臓から遠い足の先までは自然には届かないのです。
歩いたり、下半身の筋肉を動かすことによって、足の先まで届きます。
そして、足の先から心臓まで、力強く押し上げてくれるポンプの役割を、
担っているのです。
下半身の筋肉の収縮活動によって、身体中に血液が循環されているのです。
下半身に筋肉が増えれば、血液の循環がよくなるので、
冷え症の改善ができるのです。疲れにくくもなります。
衰えは下半身からはじまる
歳をとって衰えていくのは、下半身の筋肉からです。
歳をとって、動かなくなることで、筋肉が少なくなります。
筋肉が少ないと、身体は疲れるようになります。
「歳をとったせい」ではなく
「歳をとって動かなくなったせい」で疲れやすくなり、
動かなくなって衰えていくのです。
下半身の筋肉は、20歳をピークに、年に1%ずつ減っていきます。
何もしなければさらに落ちていくことになります。
落とさないようにするだけでも、運動が必要だということですね。
普段の生活で筋肉をつける
エスカレーターを使わず、階段を歩く
自宅マンションの階段、駅の階段、デパートの階段
会社の階段など一日中、チャンスがあれば「天然のスポーツマシン」
だと思って活用しましょう。
これだけでも、今までエスカレーターを常に使っていた人なら
下半身の筋肉状態の変化に気がつくでしょう。
スクワットの実践
1日2回=20回づつ これを週3回
スクワットは、大きな筋肉であるお尻の筋肉や、
太ももの筋肉量を増やすことができます。
高い負荷が加わりますので、成長ホルモンの分泌が高まるのです。
一般的なスクワットの仕方
➊ 足先は肩幅に開き
❷ 背中を真直ぐにして、腰をゆっくり下ろす。
➌ お腹に力を入れて、息を吐きながら、膝を上げる。
足先は、ひざから出ないように
これを20回繰り返す
腰が悪い方のスクワットの仕方
➊ 足先は、肩幅に開く
❷ お尻を突き出して、腰を下ろす
❸ お腹に力を入れて、息を吐きながら、膝を上げる。
背中は前に出ますが、腰の悪い人は構いません。
腰の悪い人は、必ずお腹に力を入れることを忘れずに!
1度に20回がきついと感じたら、10回ずつ行い、
1~2分休憩をしたらまた、10回行うようにすれば大丈夫です。
できるようになったら、1日50回~100回の
スクワットを、こなせるようになります。
是非、頑張りましょう!!!
疲れにくく、歩くことが楽になりますから。
無理せず、続けることが大切です。
腰が悪い人は、背中を真直ぐにすると、腰に痛みが出ることがあります。
私は、最初一般的な正しいスクワットをしましたが、
毎日、腰の痛みがおさまらず、スクワットを止めました。
専門家の意見としても、スクワットは、どんな形でも構わないといいます。
✤手の位置
両方とも、手は胸で組んでも、後頭部で組んでも、前につきだしても構いません。
胸に組む人が多いですが、私は前につきだしてバランスをとります。
スクワットと成長ホルモンの関係
加齢に負けない身体づくりには、欠かせないホルモンです。
しかし、年齢とともに成長ホルモンの分泌が減少してきます。
運動をすると、成長ホルモンの分泌が高まりますが、
「成長ホルモンって何か?」ですが、
その名の通り、人間の身体の成長を促進するホルモンです。
成長ホルモンの役割
成長ホルモンは、身体の骨をつくったり、筋肉を成長させたり、
代謝を促したりもします。
細胞を成長させるだけでなく、傷ついた細胞も修復してくれます。
脂肪を分解する、リパーゼを増やすはたらきもあるので、
肥満防止にも一役買っています。
先ずは、これだけでも筋肉の状態が変わり、冷えの状態も変わってきます。
運動が慣れている方なら、ゆるいスクワットでは
物足りないと感じると思いますが、
歩いたり運動が苦手な方や、時間がない方なら、
先ずは、ここからスタートしましょう。
冷え性は、筋肉をつけることが最も大切ですが、
永年、溜めこんできた冷えをとるには時間も必要です。